呼吸・抗酸菌研究所のコンセプト
Respiratory and Mycobacterium Research (R&M)
医療・介護・研究等に関わる多職種が集まり、「呼吸・抗酸菌」について学び・語らい、疑問に対する真理探究へ道を開く場を提供します。この研究所に参加されるメンバーの情報共有と協力関係が生まれることを期待します。
活動内容
研究員として登録(無料)していただくことで、当研究所の活動に参加できます。
1.オンラインセミナーの開催

➊「息なごみ」セミナー
- 症例検討:息切れを訴える患者の病態を運動負荷心肺機能検査等を用いて理解した上で、個々の患者の病態に適した「息切れ」を和らげる治療法(薬物療法・リハビリテーション・酸素療法・鍼灸治療等)を提案します。
- 話題提供:「呼吸器」を越えた身体活動「息:呼吸」に関する基礎知識から臨床現場の実情、最新の知見までの話題を提供し、参加者で検討します。
➋「抗酸菌」セミナー
- 抗酸菌の基礎知識から「肺非結核性抗酸菌症(主にMycobacterium avium-intracellulare complex pulmonary disease:MAC-PD」の診断と治療ついて、呼吸リハビリテーションや鍼灸治療の有用性も含めて紹介します。
- 症例検討:お困りの症例を一緒に検討します。
2.研究テーマ

現在、研究中のテーマ
- COPDに対する鍼治療と呼吸リハビリテーション併用療法の臨床研究
- 慢性呼吸器疾患患者に対する鍼治療の食事摂取量改善効果の検討
- 血液を使った結核・非結核性抗酸菌感染検出パネルの有用性の検討
- 「呼吸介助法の効果(楽になった)を科学的に検証」の予備試験
3.医療相談

「息切れ」や「肺非結核性抗酸菌症」に関する医療相談をオンライン (Zoom等)で受けます。又、大阪市の呼吸器外来にお越しいただき、直接面談も受けます。
4.医療機関への協力

医療機関と提携し、医療・介護スタッフに対して教育や講義を行います。
運動負荷心肺機能検査と呼吸リハビリテーションの立ち上げ、実施指導、データ解析と解釈について指導します。
設立のご挨拶
呼吸・抗酸菌研究所の設立にあたり、ご挨拶を申し上げます。
近年、「労作時息切れ」における呼吸中枢の役割や自律神経との関わりや、難治性で薬剤耐性を起こし易い非結核性抗酸菌は、結核菌に比して遺伝子変異を起こし易い事など、「呼吸」と「抗酸菌」に関する新しい知見が多数報告され、学問は進歩しています。しかし、社会の高齢化に伴い、呼吸器疾患に限らず「労作時息切れ」を訴える患者は巷に溢れ、近年急増している「非結核性抗酸菌症」は、診断が付いても治療方針が定まらず、複数の医療機関を受診する患者を多数見かけます。
我々は、運動負荷心肺機能検査を用いて、個々の患者の「労作時息切れ」の病態に適した作業療法を含めた呼吸リハビリテーションが、症状を軽減し生命予後も改善すること、抗酸菌抗体が「非結核性抗酸菌症」の感染を検出し病勢を判断出来ることを公表して来ました。これらに関する長年の経験と新しい知見を集積して臨床現場にお伝えして、誰もが「息切れを少しでも楽に、より長く在宅で過ごすことが出来る」ように、より良い医療環境を作る事を目的に当研究所を設立しました。
この医療環境は、臓器別の解剖学から発した西洋医学と、全身を統合して診る東洋医学を協同した環境を目指すものです。
所長 前倉 亮治(まえくら りょうじ)
医師・医学博士・呼吸器導指医
呼吸・抗酸菌研究所のポリシー

山の精神:心清くして水悠々


